肉や豆腐、野菜を入れる肉豆腐とすき焼き。それぞれどんな違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
具材や作り方が似ているからこそ、2つの料理の違いを明確にすることで、それぞれの美味しさをしっかり味わうことができるでしょう。
本記事では、肉豆腐とすき焼きの違いについて詳しく解説します。すき焼きのタレで作れる簡単な肉豆腐のレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
肉豆腐とすき焼きの5つの違い
肉豆腐とすき焼きの違いを、5つの項目に分けて解説します。
- 調理法
- 具材
- 味付け
- 食べ方
- 歴史
それぞれどんなところが違うのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
1.調理法
肉豆腐は、具材を調味料で煮込む料理で、煮物料理に分類されます。
すき焼きの調理法は、地域によっても違いがあります。関東では割り下という調味料で具材を煮る事が多く、関西では具材を焼いて調味料を入れ、野菜から出る水分で煮る方法が主流です。すき焼きは鍋料理に分類されることがほとんど。
すき焼きは鉄鍋を使って作ることが多く、肉豆腐はフライパンや片手鍋を使って作ることが多いという違いがあります。
2.具材
肉豆腐は豆腐がメインであり、肉は牛肉だけでなく豚肉やひき肉を使って作ることもあります。
すき焼きの具材は牛肉、ネギ、春菊、しらたき、豆腐などの具材を入れるのが一般的で、肉がメインです。
どちらも具材は共通していますが、メインになるものが違うだけで肉豆腐かすき焼きかに分けられることが多いようです。
3.味付け
肉豆腐もすき焼きも、醤油や砂糖、酒などがベースになっています。
味付けは、肉豆腐のほうが薄味であっさりとしています。具材が少なく、豆腐がメインであるためです。
すき焼きは肉豆腐に比べると味が濃いのが特徴的。肉がメインになるため、ガツンとした味を楽しめます。
味付けが似ているため、すき焼きのタレを肉豆腐に使って作ることも可能です。
4.食べ方
すき焼きは味が濃く、溶いた生卵につけて食べる方も多いでしょう。肉豆腐は、基本的に卵を使いません。しかし、半熟玉子を添える肉豆腐料理もあります。もちろん、肉豆腐を生卵につけて食べても問題ありません。
すき焼きと具材が似ているので、卵との相性は抜群です。
すき焼きの場合、鍋ごと食卓に置いて食べることが多く、肉豆腐は器に盛り付けて食卓に並ぶことが多いのも違いのひとつです。すき焼きはメインになる料理ですが、肉豆腐は副菜としての位置づけになることもあります。
5.歴史
肉豆腐は京都発祥の郷土料理と言われています。京野菜の九条ねぎとも相性抜群です。
すき焼きは、江戸時代に神戸で発祥したと言われています。すき焼きという名前は「鋤(すき)」という農具で鉄板の代わりに焼いていたものから来ているという説があるようです。
すき焼きのタレで肉豆腐が作れる!簡単レシピを紹介
肉豆腐はすき焼きと作り方が違いますが、すき焼きのタレを使って簡単に作れます。タレの種類によって濃さが違うので、味を見ながら調節してください。
材料
(2人分)
- 牛肉(バラ肉、こま肉など):200g
- 木綿豆腐:1丁
- 長ねぎ:1本
- しらたき:1袋
- すき焼きのタレ:100cc
- 水:100cc
- サラダ油
長ねぎを玉ねぎに変えてもOKです。好みの具材を入れてみてください。
作り方
- 牛肉と豆腐は一口大に切る。長ねぎは斜めに切る。しらたきはアク抜きをして食べやすい長さにカットする
- フライパンにサラダ油をひいて牛肉を炒める。火が通ったら一度取り出しておく
- フライパンにすき焼きのタレと調味料を入れて、豆腐、長ねぎ、しらたきを入れる。フタをして煮る
- 具材に煮汁が染み込んだら、牛肉を入れてフタをして少し煮て完成
より簡単に作りたいなら、カットした具材とすき焼きのタレ・水をすべてフライパンに入れて、フタをして10分ほど煮て作ることもできます。すき焼きのタレが余った時などにぜひ作ってみてください。
すき焼きの作り方については、別記事「すき焼きのおいしい作り方3ステップ!5つのコツと肉の選び方も解説」にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
肉豆腐にもすき焼きにもおすすめ!加茂川元舗の肉を紹介
肉豆腐を作るなら、すき焼きの肉を使うのもおすすめです。明治14年創業の老舗、加茂川元舗では、熊本の新鮮で美味しい肉を全国にお届けしています。
ここでは、すき焼きや肉豆腐におすすめの肉を3種類紹介します。
- くまもとあか牛すき焼セット
- 熊本県産味彩牛すき焼用
- プリンセスポークしゃぶしゃぶ用
ぜひ老舗ならではの高品質な肉を味わってみてください。
くまもとあか牛すき焼セット
「くまもとあか牛すき焼セット」は、くまもとのブランド牛「あか牛」の肩ロースです。大自然の中でたくさん運動し、太陽の光を十分にあびた牧草を食べて過ごしているあか牛は、余分な脂肪がなくて柔らかく、牛肉本来の旨味を味わえます。
薄切りにしてあるので、すき焼きや肉豆腐にぴったり。割り下もセットになっているので、調理に手間をかけなくても味がしっかり決まります。
熊本県産味彩牛すき焼用
「味彩牛」は黒毛和牛と乳用牛の交配種で、熊本県内で12ヶ月以上肥育された牛です。適度な霜降りでやわらかく、すき焼きや肉豆腐の美味しさを引き出します。
ブランド牛ながらリーズナブルな価格なので、和牛を手軽に味わいたい方におすすめです。
プリンセスポークしゃぶしゃぶ用
プリンセスポークは、健康で発育の良い豚を厳選したもの。プリンセスポークとして出荷できるのはわずか8%であり、最上級の豚です。
抗生剤や遺伝子組み換え穀物を使っていないため、安心して食べられます。
しゃぶしゃぶ用ではロースとバラ肉が300gずつ入ったセットになっています。すき焼きや肉豆腐に入れても美味しく食べられるので、ぜひ貴重なプリンセスポークを味わってみてください。
肉豆腐とすき焼きは味付けや食べ方などの違いがある
肉豆腐とすき焼きは、材料や味は似ているもののいくつかの違いがあります。肉豆腐は肉をメインに、すき焼きは肉をメインに食べるのが一般的です。肉豆腐のほうが味は薄めで、副菜として食卓に並ぶこともあります。ヘルシーな料理を食べたいときは肉豆腐、美味しい牛肉を手に入れたときはすき焼きといったように、目的によってメニューを変えるのもいいでしょう。
肉豆腐を作るにしてもすき焼きを作るにしても、味の決め手となるのはやっぱり肉です。加茂川元舗では、熊本の美味しい肉を全国にお届けしています。品質の高いブランド牛や豚、馬肉などを揃えています。ぜひ味わってみてください。